[Nexus7活用術]その1. ownCloudで自分専用クラウドを手に入れる手順

DropboxやEvernoteなど、クラウドを使ったファイル管理はとても便利ですよね。でも、自炊本データや動画データなどマルチメディア系の容量の大きいファイルはダウンロードが遅いと感じたことありませんか?

これは、クラウドを複数ユーザがあいのりしているために1ユーザあたりが使えるネットワーク回線が細くなっているためと思われます。

最初から全部の電子書籍データを端末に入れておけば良いのですが、本が増えるたびに毎回そんなことをするのは非常に手間です。必要なときに必要なデータだけをさっと取り出せるのが良いですよね。

そこで今回は自分用のサーバにownCloudを設置してPC,iPhone,Androidのいずれからでも自炊本や音楽が再生できるようにするまでの手順を整理します。

対象読者

  • 電子書籍や音楽データなどを沢山持っていて、タブレットやスマホからさっと取り出せるようにしたい方
  • Linux系サーバでPHP,MySQL,Apacheを設定できる方

主にやりたいこと

ownCloudをインストールして下記を実現したい

  • 自炊した書籍データをPC,iPhone,Androidのいずれからでもアクセスできるようにする
  • データをダウンロードする際はEvernoteやDropboxよりも速くなるようにしたい
  • 同様に音楽データも書籍データと同じように管理したい
  • データは誰からもアクセスできないように閲覧制御したい

ownCloudとは?

ここでは詳しくは説明しませんが、今回は下記の4つが可能ということで利用しました。

  • 自分のサーバーを使うので、サーバーのディスク容量の許す限りデータをいくらでも扱える
  • 無料で使える(CommunityEditionの場合)
  • PCやスマホなどの主要デバイスから利用可能
  • PCのファイルをownCloudへ自動同期可能

この他にもownCloudは様々な機能を備えています。

http://owncloud.jp/に日本語の専用ページがあるので、時間がある方はこちらを読んでみるのが良いです。

必要なもの

  • 自分用のサーバ(今回はfedora18を前提としています)
  • PC
  • iPhone端末(あれば)
  • Android端末(あれば)

作業手順

1.ownCloudのインストール

※LAMP環境がすでに設定されていることを前提としています。LAMPに関してはここでは割愛しますので、設定がまだ済んでいない方は事前にLAMPを設置してください。

ownCloudはソースコードからインストールする方法と、パッケージでインストールする方法の2種類があります。今回はyumを使ったパッケージインストールを使いインストールします。

最初にownCloudを設置したいサーバーにターミナルソフトでアクセスします。

[bash]
$ sudo yum install -y owncloud
[/bash]

インストールが終わると、以下のようなファイルが配置されているはずです。

ownCloud設定ファイル

/etc/owncloud/config.php

Apacheの設定ファイル

/etc/httpd/conf.d/owncloud.conf

ownCloudのソースコード

/usr/share/owncloud以下

ownCloudのライブラリ

/var/lib/owncloud以下

2.Apacheの設定

/etc/httpd/conf.d/owncloud.confを確認するとわかりますが、インストール直後の状態はownCloudをインストールしたサーバでのみアクセスできるようになっています。そのため、リモートからもアクセスできるようにowncloud.confのIfModuleディレクティブを下記のように修正します。

[bash]
    <IfModule mod_authz_core.c>
    # Apache 2.4
    #Require local
    Require all granted
    </IfModule>
[/bash]

要はRequire localをRequire all grantedにすることで外部からのアクセスを許可しています。

この状態で\”http://<サーバーのIPアドレス>/owncloud/にアクセスして、以下のような画面が表示されればOKです。

ownCloudtop

3.ownCloudの初期設定

データ格納場所を変更する

ownCloudの初期設定を行います

ブラウザから先ほど確認したhttp://<サーバーのIPアドレス>/owncloud/にアクセスします。

ownCloudtop2

詳細設定をクリックすると以下のように詳細設定項目が入力できるようになります。

ownCloud01

下記を参考に各自の環境に応じて項目を入力します。

ユーザ名任意
パスワード任意
データフォルダ必要に応じて変更してください
データベースMySQL
データベースのユーザ名MySQLのユーザ名
データベースのパスワードMySQLのパスワード
データベース名任意

最後に「セットアップを完了します」作成したアカウントでログインし、以下のような画面が表示されればOKです。

ownCloud02

5.iPhoneアプリのインストール

iPhoneから利用したい場合は、下記のURLからアプリをダウンロードしてください(¥85)

https://itunes.apple.com/jp/app/owncloud/id543672169?mt=8

6.Androidアプリのインストール

Androidから利用したい場合は、下記のURLからアプリをダウンロードしてください(¥99)

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.owncloud.android&hl=ja

以上でownCloudのインストールは終わりです。

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