10年以上前のPCを使い続ける
5歳の息子が使うPCとして、嫁のお母さんが購入した10年以上前のWindows機をカスタマイズしてみました。
A8290のスペック
A8290でも色々な仕様があるみたいなのですが、今回使うPCのスペックはこんな感じでした。
オリジナル仕様
CPU | Celeron T3100 1.90GHz |
メモリ | DDR3 SDRAM PC3-8500 1GBx2枚 |
ディスク | HDD 5400rpm 160GB |
カスタマイズ後仕様
CPU | Core2Duo T9300 2.50GHz |
メモリ | DDR3 SDRAM PC3-8500 2GBx2枚 |
ディスク | SSD 240GB |
まずは簡単なカスタマイズから
メモリが2GBだったので、余っていた2GBメモリ2枚を刺して4GBにしました。また、使っていないSSDがあったのでHDDから換装しました。
ここまでである程度改善はできたのですが、最近のPCに比べるともっさりしています。タスクマネージャで確認するとCPUが常に90%以上で張り付いていてCPUがボトルネックになっているようでした。
色々調べ見たところ、FSBが同じタイプのCPUであれば換装できそうでした。なので、フリマサービスから値段が手頃なCore2Duo T9300を3,500円ほどで購入してみました。
CPU換装手順
まずバッテリーを取り除いて、その後背面のネジをすべて外します。
青矢印の2つはCD/DVDドライブを固定しているネジで他のものよりサイズが小さいです。このネジを外すとCD/DVDドライブが外れるのでスライドさせてひっぱり出しておきます。
バッテリーを外すと、1つだけネジが見えるので、このネジも外しておきます。
CD/DVDドライブを外すと、2本のネジが見えるようになります。こちらも外しておきます。
ディスプレイのヒンジ部分にもネジが入っているので左右2本外しておきます。
表面に返して、ディスプレイを開いた状態にして、キーボード上部の電源スイッチなどがある部分を外します。ここはネジを使っていなくて、ツメで固定されています。ギターピックなど薄い素材を継ぎ目に滑り込ませながら爪を折らないよう外していきます。私の場合、まず左右から手前の隙間にそってピックを入れていくことでパリパリ音を立てながら外すことができました。注意点として、このパネルは本体とケーブルでつながっているため外す際に勢いよく外さないでください。
矢印部分がパネルとケーブルでつながっている部分です。強度が低いパーツなのでひっぱるとすぐに切れてしまうと思います。
ピンセットなどでケーブルを外します。
パネルを外すと、右側に固定ネジが一本あるので外しておきます。
次にキーボードを裏返します。キーボードも本体とケーブルでつながっているのでゆっくり裏返すようにしてください。
キーボードを外したら、下記の赤矢印のネジをすべて外します。また、オレンジ矢印の部分でトラックパッドのケーブルを接続しているのでピンセットなどで外します。
次に本体をひっくり返して、背面のパネルを取り外します。CPUクーラーが見えるので矢印の4つのネジを外して取り外します。
CPUクーラーが外れるとCPU本体が現れます。
CPUを取り外すために矢印のネジを回してロックを解除します。
CPUを外します。
新しいCore2Duo T9300をソケットに装着して、さきほどのネジを回して固定します。
CPUにシリコングリスを塗り、ここまでの手順をすべて逆に進めてもとに戻したら完了です。
CPU換装の効果
CPU換装後はタスクマネージャで見るとCPU使用率が明らかに下がり、通常時は30,40%程度になりました。OSやブラウザの起動などもT3100のもっさりしたものから機敏さが向上しています。とはいえ、T9300もかなり古いCPUなので最近のゲームなど重い処理を実行するとすぐにCPU使用率が100%近くになると思います。メモリ増設、SSD,CPU換装でネットサーフィンなどシンプルな用途としてはわざわざ新しいPCを調達せずとも満たせるレベルになったかなという印象です。