かれこれ購入してから5年ほど経ったPanasonicのドラム式洗濯乾燥機のNA-VH320L
が、最近乾燥の工程でH A0エラー
を頻発するようになりました。寝る前に洗濯乾燥をセットして朝起きたらすべて終わっているという想定だったのですが、これがエラーの頻発により覆されてしまいました。乾燥の途中でエラーになると、その後は生暖かい状態で放置されるので少し生臭い感じになってしまいます。保証期間はとっくに過ぎているので修理を依頼するとなるとそれなりに面倒だったりお金もかかりそうということで、休日を使って自分で分解修理してみました。
NA-VH320Lの仕様
NA-VH320L
はヒートポンプによる乾燥が可能なドラム式の洗濯乾燥機です。我が家では息子が生まれる直前この洗濯機を購入し、かなりお世話になっています。
https://panasonic.jp/wash/p-db/NA-VH320L_spec.html
H A0エラーとは?
では、H A0
というエラーはどういった場合に表示されるエラーなのでしょうか?
排水ドレインポンプに異常があります。
部品の交換が必要です。
https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/26936
なるほど、排水ポンプ異常ということは、何らかの理由で排水が正しく行えていない状態なのですね。ポンプそのものが物理的に故障している場合は交換になりますが、ポンプ周辺にホコリ等がたまって本来の排水能力が低下しているだけであれば清掃すれば復活できそうです。とりあえず分解しなければわからないので分解することにしました。
NA-VH320Lの分解手順
分解に必要な道具
- プラスドライバー(私はアネックス製のラチェットドライバーを使いました)
- LEDライト(なければスマホを代わりに使ってもOK)
最初に全面下部にあるパネルを外します。パネルを外すにはまず下の写真にある矢印のネジ2本を外します。次に、排水フィルターのフタを開くと中にネジが1つあるのでこちらを外します。
3本のネジを外すとパネルが取り外せるので、上下にずらしながらパネルを外します。
パネルを外すと下の写真のように中央の電源ユニットが見えてきます。
こちらも矢印の3つのネジで固定されているため、ネジを外します。
電源ユニットを外します。いくつかケーブルがつながっているので慎重に動かしてください。
電源ユニットを外すと奥にあったヒートポンプが見えてきます。
今度はネジが4つあるのでこちらを外します。
ちょっとわかりにくいですが、ヒートポンプの奥には左右2本のダクトがつながっているため、取り外しておきます。
ヒートポンプを取り出します。
ヒートポンプについているセンサー類を取り外します。
ヒートポンプのふたについているネジを外して、上カバーを外します。写真ではわかりにくいですが、下カバーに水やヘドロのようなものが蓄積していました。おそらくこれが原因で先程のセンサーが反応し排水異常となっていたのではないかと思われます。
また、写真を撮るの忘れてしまいましたが、ヒートポンプには排水ポンプもついており、こちらも分解して清掃しておくのが良いと思います。分解はネジで固定されているので部品をなくさないように気をつけてください。
一通り清掃したら今度は全て逆の手順で組み立て直します。
まとめ
洗濯機の分解は危険を伴います。慣れていない方は無理に作業を行わず、メーカー等に修理依頼を出してください。