最近AirPodsのバッテリーが劣化してきたため、新しいワイヤレスイヤフォンを検討していましたが、AirPods ProではなくBeatsのSolo Proを購入することにしました。AirPodsとの使用感や維持コストの違いを私なりにまとめてみました。
大きさ
これまでAirPodsを使っていたので大きさはかなり変わりました。ただし、折りたためるので未使用時はかばんに入れておけるのであまり問題だと感じませんでした。
折りたたみ
折りたたむと自動的に電源が切れるので、切れ忘れてしまうということがありません。AirPodsは未使用時には必ずケースに入れるようにしていたので、こちらも電源が入りっぱなしになることはないのですが、同様に電源の切り忘れが起きないようになっているのはとても便利です。
やはり何よりも、朝の忙しい時間などさっと取り出してさっと装着すればすぐに再生可能状態になっているという体験はとても快適です。手順の数で言えばAirPodsやAirPods Proはケースから開けて片耳ずつ装着するのに比べてかなりスピーディかつスマートです。
装着感
イヤーパッドはとても柔らかい素材でした。SONYのMDR-CD900のようなフニャっとした素材よりは硬めですが、ほどよくフィットするため快適でした。
ただ、オンイヤータイプのヘッドフォンは基本的に左右から締め付けるような構造になっているため、長時間ずっとつけっぱなしにしていると少し圧迫感があります。私の場合は1時間程度であれば特に気になることはありませんでした。頭の形などによってこのあたりは個人差が結構ありそうです。気になる方は購入前に一度実際に装着してみることをおすすめします。一方、手軽さを求める方はAirPodsやAirPods Proの方が合っているように思います。
音質
気になる音質のほうですが、AirPodsと比較するとどちらもフラットな音質ですが、Beats Solo Proのほうがダイナミックレンジが広く、高域から低域まで豊かに音が鳴っているように思います。音楽をしっかりと聴き込みたい人にはAirPodsよりもBeats Solo Proのほうをおすすめします。
ノイズキャンセル
私は以前BoseのQuiet Comfort 15を使っていました。こちらもノイズキャンセルの機能があり、当時は仕事で海外に行く機会が多かったためフライト中にQuiet Comfortのノイズキャンセルを利用することで旅のストレスがかなり軽減された経験があります。現在は電車で通勤しているので同じく車内での騒音などがありますが、Beats Solo Proのノイズキャンセル性能はQuiet Comfortのそれよりも自然な感じで騒音が消えているように感じました。特定の帯域だけがキャンセルされるのではなく、かなり広い幅でノイズが軽減されているような印象です。地下鉄などはかなり騒音が無くなるので周囲をあまり気にしなくなりました。
バッテリー交換について
今回、AirPods ProではなくBeats Solo Proを購入したのはバッテリー交換時のコストを考えてのこともありました。現在使用しているAirPodsは最近バッテリーが劣化してきたため2時間もつかもたないかくらいになってしまいました。できればバッテリーを交換したいのですが、公式サイトによると片耳で5,400円となり、両耳だと10,800円になります。さらにケースのバッテリーも劣化してしまった場合にはさらに5,400円かかることになります。そんな先のことは考えずに今ほしいものを買うぞっていう人にはどうでも良いかもしれませんが。バッテリーは基本的に消耗品のため、いつかは劣化していくものです。そのバッテリー交換費用が高いAirPodsシリーズは私にとってはデメリットに感じBeats製品を選択しました。
ちなみにBeats Solo Proのバッテリー交換は8,200円と書かれています。
それでもバッテリーの材料費を考えたらかなり高いのですが、AirPodsの高さよりはまだマシでした。長く使い続けることを前提としている方は、最近のApple製品のこういったバッテリー交換コストも考えておいたほうが良いと思います。
まとめ
オンイヤーは見た目もそれなりに主張が強いので、誰にでも勧められるかというわけではありませんが、逆にAirPodsのようにあちこちで見かけるようなヘッドフォンに少し差別化したい方にはBeatsは良いと思います。