Arduino

Arduinoにbluetoothモジュールを接続する手順

Arduinoでbluetooth通信するには?

Arduinoでキーボードを作ってみようと考えてまして、USB接続だとケーブルが邪魔になるのでBluetooth接続できると良いなぁと。

そこで、まずは手持ちのArduinoとBluetoothモジュールを使ったPCとのBluetooth接続を試したので記録としてブログを書いておきます。

用意したもの

  • Arduino MEGA2560 (Arduino Unoとかでも大丈夫なはず)
  • HC-05 (Bluetoothモジュール)
  • ブレッドボード用のケーブル4本

Arduino MEGAとHC-05を接続した状態

動作環境

  • Arduino IDE 1.8.15
  • macOS Big Sur 11.5.2

Arduinoのスケッチ

上記のようにArduinoとHC-05を接続したら、ArduinoのUSBポートとPCを接続してArduino IDEを起動します。

今回使ったスケッチは下記です。

int data = 0;
int led = 13; // Arduino本体のLEDを光らせるので13番にしています

void setup() {
  pinMode(led, OUTPUT);
  Serial.begin(9600);
  Serial.println("Connect your device with 1234 as Paring Key\n");
}

void loop() {
  if (Serial.available() > 0) {
    data = Serial.read();
    if (data == '1') {//1が送られてきたらLEDをON
      digitalWrite(led, HIGH); // LED点灯
      Serial.println("ON");
    } else if (data == '0') {//0が送られてきたらLEDをOFF
      digitalWrite(led, LOW);
      Serial.println("OFF"); // LED消灯
    }
    delay(10);
  }
}

スケッチを書いたらArduino本体に書き込みます。

Arduino IDE

新しいスケッチでArduinoが無事に起動するとBluetoothモジュールのLEDが点滅するはずです。

MacとBluetoothモジュールをペアリングする

Macのシステム環境設定 からBluetooth を選択してBluetoothモジュールとペアリングします。私の場合、デバイス名は

HC-05と表示されました。

システム環境設定アプリのBluetoothより

接続をクリックすると一度失敗するので、オプションをクリックしてください。

コードが0000の場合は1234に変更して接続をクリックしてください。

コードに1234を入力

接続が成功するとBluetoothモジュールの点滅が無くなると思います。

ターミナルからBluetoothのシリアル通信に接続

ここまでで、Bluetoothモジュールを経由してArduinoとPCが接続されている状態になります。実際に接続できているか試してみましょう。

TerminaliTerm2などのターミナルソフトを起動し、下記のようなコマンドを試してみてください。

$ls /dev/tty.*
/dev/tty.Bluetooth-Incoming-Port /dev/tty.HC-05-DevB              /dev/tty.usbmodem101

$screen  /dev/tty.HC-05-DevB

新しい画面に切り替わり、Connect your device with 1234 as Paring Key というメッセージが表示されたらキーボードから 01 を入力してください。そうすると、下記のように0を入力したときは OFFが、1を入力したときはONが標示されるはずです。

screenコマンドによりBluetoothのシリアル通信画面
ArduinoとHC-05の配線図
  • この記事を書いた人

たけぞう

熊谷に住みながら都内のIT企業でエンジニアをしています。ガジェットやアウトドア用品についてレビューをしていきます。 趣味はスポーツジムでトレーニングやジョギングをすることです。

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