はじめに
自宅の炊飯器は2010年製のため、内蔵時計のバッテリーが切れていました。バッテリーが切れていてもとりあえず炊飯器として使えるため放置していたのですが、リチウム電池の交換であれば何とかなりそうなので試してみました。
必要なもの
工具類
ECJ-MG10の場合はプラスドライバー1本ですべてできました。ただし、奥まった場所にあるネジを外す必要があるため30cm程度の長めのドライバーを準備してください。
バッテリー
交換するボタン電池はCR2450という型番のものが1つでした。また、ボタン電池には端子が溶接されているため、溶接機器がない場合は端子付きのバッテリーを用意する必要があります。
分解手順
背面パネル
炊飯器をひっくり返し、背面パネルにあるネジ6本を外します。
写真の○印の箇所を参考にして外してください。
背面パネルを取り外すと内部の機器が見えるようになります。
まず、○印のネジを外してファン、ステンレス枠、フェルトの順番にはずしていきます。
さらに、合計3つのフェルトを外すとファンを固定している白いプラスチックのパーツのネジ2本が見えるようになります。かなり奥のほうで固定されているので長めのドライバーで外します。
次にコイルの部分を固定しているネジを外しておき、白いプラスチックを外しますが、その際にゆっくり外してフレキケーブルを抜いておきます。(すみません、写真撮り忘れました)
フレキケーブルを外して、白いプラスチックパーツを取り外すと更に基盤が見えます。この基盤は操作パネルの基盤になっていて、この裏にバッテリーが配置されています。赤丸のネジ4本を外してから基盤を取り外します。
操作パネルの基盤にボタン電池がハンダ付けされているので、基盤の裏側からハンダ吸い取り線で取り外します。(赤○印の2箇所)
ボタンを交換しやすいように、操作ボタン類を固定しているプラスチック部分のツメを外しておきます。写真の8箇所にツメがあるのでこれを外し、ボタン周りにスペースを作ります。無理やり動かすと割れるので注意してください。
あとは新しいボタンに交換してこれまでの手順をすべて逆にしてもとに戻せば完了です。
コンセントを外した状態でも液晶が表示されていれば成功です。