@niftyのv6プラスでは固定IPや特定ポートの利用ができないため、自宅でサーバーを構築したり特定ポートを利用するゲームなどのサービスが使えない場合があります。筆者も自宅でサーバーを構築しようと思ったのですが、v6プラスでは80番ポートなど自由にポートを使うことができないため、v6プラス回線とは別にPPPoEでの接続ができないか試してみました。
マルチセッションとは?
プロバイダーを複数契約している場合などに同時に利用することをマルチセッションと言います。例えば、@niftyのプロバイダー契約に加えて、OCNにも加入することで同時の回線を利用することができます。ただし、今回の場合は1つのプロバイダー(@nifty)に対してv6プラスとPPPoEという異なる接続方式で同時に利用できるかを試してみたものです。
機器構成
もともとAterm WG2600HSというルーターをv6プラスとして使用しており、これに加えてmac miniをPPPoE接続した上でWEBサーバーとして外部公開します。
ルーターによってはマルチセッション対応のものがありますが、WG2600HSはマルチセッションに対応していないため、GE-ONUにスイッチングハブを接続し、ハブを介してMac miniとWG2600HSそれぞれに接続します。
Mac miniのPPPoE接続
Mac miniでは特定番号のポートを開放したいためPPPoEで接続します。
ネットワークの設定
macOSの システム環境設定 > ネットワーク
を選択し、PPPoE接続を下記のように設定します。
Aterm WG2600HSのv6プラス接続
ルーター側はEtherケーブルを繋いで電源を入れるだけでv6プラスでの接続は自動的に行われました。
http://aterm.me
に接続するとこのように表示され、v6プラスで接続できていることがわかります。
料金は無料
このように、フレッツ光と@niftyの契約ではv6プラスで接続しつつ、同時にPPPoE接続も可能なことがわかりました。このように便利に使える@niftyのv6プラスですが、プロバイダーの利用料金意外にv6プラスの利用料はかかりません。
まとめ
v6プラスで爆速のネット環境を享受しつつ、さらにPPPoEで特定ポートの利用もできて、個人的には満足できる結果となりました。