※本記事に掲載された内容によって生じたあらゆる不利益または損害に対して一切の責任を負いません
2003年製JCM2000 DSL100のジャンク品を修理して使用していますが、ある日1時間ほど音出ししていたところ突然電源が落ちました。
コンセントやボリュームなどのつまみの位置はいつもどおりでしたが、何の前触れもなく突然アンプがシャットダウンしました。とはいえ、10分ほど放置するとまた通常どおり電源が入ります。ヒューズが切れたかと思いましたが、再度電源が入ることからヒューズではないようです。これまで色々JCM2000 DSL100の故障について調べていたので、整流ダイオードが怪しい気がしていて、改めて調べたところどうやらこれが原因な気がします。
marshallアンプのパーツを販売しているサイトには下記のようにあります。
Upgraded replacement for original part KBPC602, which tends to overheat and shut down, causing loss of preamp tube filaments.
https://www.amprepairparts.com/marshalldsl100.htm
要するにオリジナルのKBPC602はプリ管のフィラメント(の電源)不足によりオーバーヒートやシャットダウンすることがあるよと。
ということはオリジナル整流ダイオードのKBPC602を交換しても症状は変わらなそうですね。調べてみるとKBPC602よりも容量の大きなKBPC610というものが見つかりました。今回は容量が小さいことで電源が落ちているようなのでKBPC610で良さそうです。
Amazonで購入
海外から取り寄せると時間がかかるのでAmazonでKBPC610を調べて購入しました。JCM2000 DSL100は基盤が複数あり、今回はメイン基板を取り外してハンダ付けして交換します。
無事に交換が終わり、念の為バイアス調整をしたあとで音出ししてみました。電源周りのパーツ交換なので音質には影響ないようです(自分の耳ではわかりませんでした)
まだこれからしばらく使ってみないとわかりませんが、今の所シャットダウンもなく使えています。
私が所有しているJCM2000は2003年製なので、すべてのJCM2000 DSL100には当てはまらないかもしれませんが、もし同じような症状で悩んでいる方の参考になれば幸いです。