はじめに
エレキギターを弾く方はエフェクターを使うことがあると思います。私もオーバードライブなどのエフェクターをよく使うのですが、スタジオやライブに持ち込んで使う際に問題なるのが電源です。そんな電源まわりの問題を解決したいと思いDC Porter Nanoという製品を購入したのでレビューします。
DC Porter Nanoとは?
モバイルバッテリーなどのDC5Vから一般的なエフェクターなどで使用するDC9VをセンターマイナスのDCアダプタで出力するために変換ケーブルになります。本体のボックスには昇圧回路が内蔵されているものと思われます。
何ができる?
一般的にエフェクターを使うときには006PバッテリーかACアダプターを使うことが多いと思いますが、DC Porter Nanoはこれらの代わりにスマホ用のモバイルバッテリーなどで電源供給できるようになります。音楽スタジオやライブなどでコンセントを探したり配線がゴチャゴチャしないなどのメリットがあります。また、モバイルバッテリーの直流電源を使うのでオーバードライブなどでノイズ軽減されることが期待できます。
販売元
株式会社LEP INTERNATIONALという国内にある会社がOne Controlというブランドで発売している製品のようです。エフェクターを数多く発売しているようですね。
DC Porter Nanoのスペック
サイズ、重さは軽量コンパクトという感じです。モバイルバッテリーと一緒にしてもあまり邪魔にならないレベルと言えそうです。また、DCコネクタ部分はセンターマイナスなのでエフェクターなどの楽器専用と考えたほうが良いでしょう。
サイズ
5.5x2.1x1.1cm
重さ
9g
外観
セッティング例
BOSSのMS-3というスイッチャーにエフェクター3台をつないでいます。電源はMaxon PD01というディストリビューターからDCケーブルで供給しています。PD01付属のACアダプターの代わりにDC Porter NanoをPD01の入力端子に繋ぎ、モバイルバッテリーから電源供給されるように設定してみました。写真ではMS-3と3台のエフェクターすべてのLEDが点灯している様子がわかると思います。
モバイルバッテリーのスペック
セッティング例で使用したバッテリーは出力DC5V 2Aで5000mAh(18.5Wh)のものです。ライブなどで使用する際は10000mAhなど容量の大きいバッテリーを使ったほうが安心かと思います。
最後に
まだ実際にスタジオやライブで使ったわけではないですが、エフェクターボードを配置する際にコンセントの位置を気にする必要がなくなるのはとてもメリットが大きそうと感じました。また、最近はバッテリー内蔵のディストリビューターもありますが、DC Porter Nanoではバッテリーを交換できるため演奏時間やエフェクターの構成によって容量の異なるバッテリーを使い分けたり、バッテリーが劣化した場合はバッテリーのみを交換すれば良いのがメリットでしょうか。