XCode4からXCode5にアップデートされるにあたり、Preferenceでの設定項目がどのように変更されているのか調べました。
各設定項目の違い
1.General
Xcode4でGeneralにあったActivation,Navigation,Optional Navigation,Double Click Navigationの項目がNavigationという独立したタブになり、Xcode5で新たにFind Navigator Detail,Issue Navigator Detail,Dialog Warningsの3項目が追加されました。
差分を一覧にすると以下のようになります。
項目名 | Xcode5 | Xcode4 |
Activation | Navigationタブに移動 | |
Navigation | Navigationタブに移動 | |
Optional Navigation | Navigationタブに移動 | |
Double Click Navigation | Navigationタブに移動 | |
Find Navigator Detail | 新規追加 | 無し |
Issue Navigator Detail | 新規追加 | 無し |
Dialog Warnings | 新規追加 | 無し |
また、実際の設定画面の比較は下記のとおりです。
General
2.Accounts(Xcode5のみ)
Apple IDと各プロジェクトのリポジトリを管理するAccountsタブが追加されています。画面右下のView Details..ボタンを押すと今までKey Chainを使って管理していた秘密鍵をこちらからも生成できるようです。またprovisioning fileの一覧も確認できます。
Accounts
3.Behaviors
ほぼXcode4から機能を踏襲しているようですが、Xcode5からサポート予定のBotsに関する項目が追加されているなど若干の違いがあります。
Behavior
4.Navigation(Xcode5のみ)
Xcode4までGeneralにあったNavigation関係の項目が独立しました。機能そのものはXcode4と変わらないようです。
Navigation(XCode5のみ)
5.Fonts & Colors
エディタのフォントや色を変更するための設定をFonts & Colorsで行います。こちらはほぼXcode4からの変更は無いようです。
Fonts & Color
6.Text Editings
エディタに関する行数表示やテキストエンコーディングなどを設定する項目です。こちらもXcode4と変わっていないようです。
Text Editing
7.Key Bindings
キーボードショートカットの割り当てなどを管理する項目です。こちらもXcode4と変わらないようです。
Key Bindings
8.Source Control
Xcode5から新しくSource Controlというタブが追加されています。Gitによるソースコードの管理を有効にするか、自動でソースの状態をリフレッシュするかなどの設定をここで行えるようになっています。
Source Control
9.Downloads
追加コンポーネントなどのダウンロードを行う項目です。UIの変更のみで機能に違いはないようです。
Downloads
10.Locations
ソースコードやビルド成果物の配置を設定したり、ソースツリーを管理する項目です。こちらもXcode4から変わっていないようです。
Locations
全体を通して
整理すると、Preferenceでの大まかな変更は以下のように考えれば良いと思います。
- AccountsとSource Controlが追加されている
- Navigationは元々Generalにあった項目の一部が独立したもの
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